最初は格安な花屋さんにお願いしていたところ、
こんなバラ見たことないと言われてしまって、
と花嫁様からメールをいただいたのは
挙式1か月前をすでに大きく過ぎていたころ。
フルーティアバランシェ、
一会のブログでそれを見たレッスンの生徒さんの一人が
「このバラを自分のために、どうしても見てみたい」と
特別に注文してくださったくらい、
少し独特で、不思議な強い魅力を持ったバラです。
ときどき、こういう「他の格安の花屋さんで頼んだものの・・・」、
という花嫁様がいらして、そのたびに
一会で花を頼まなかった花嫁様の話
http://ichiecarpe.exblog.jp/5632606/を思い出します。
無論その逆もあり、一会では値段が折り合わず
他の花屋さんに頼むから、という方もいらっしゃいます。
どちらがいいということはなく、指向の違いだと思います。
結婚式なんてほんの一日のために、そのわずか一部分の花だけに
何万円もかけるなんてありえない、という話も至極もっともだと思うのです。
結婚式はあくまでスタートの儀式であって、そこから始まる
長い長い日常こそが大事、という意見ももっともかと。
でも、そのたった半日のために費やされる膨大な時間、
膨大な努力、膨大な予算。
完璧にあげることができた
理想通りの結婚式ということはたぶんそんなに多くなく、
たいていは予算や、時間や、あるいはご親族、あるいは
義理のご親族、友人関係、仕事関係、
たくさんのたくさんの調整をせまられて余儀なくされて
選ぶ、選ばざるを得ないたったひとつの選択。
そうして苦渋の末に、
渋々ながらも、
諦めながらも、
噛みしめてでもようやっと自分の気持ちにつける、
その折り目こそ、
それこそが「結婚式」なんだろう、
と、また今日も思います。
そうしてつける折り目こそが美しい、
と思います。
なぜなら、この先こそたくさんの折り目の連続ですから。
理想通りにはいかない現実、
思い通りにはならない事実、
そこに向き合ってもがいた軌跡こそが美しい、そう思います。
一会に花を頼んでくださった方も、頼
まなかった方も、
このブログを、今日読んでくださった方に
ほんの少し袖振り合った皆様に、
ほんの少しだけ、多くのシアワセがありますように。
と願いつつ、
では皆様今日も本当にお疲れ様でした。
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リンク貼り担当:アシスタント山田花子の
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