たぶん、どちらか一枚に絞るべきと思うのですが


どっちがいいのか自分では分からないので
両方載せてしまえという
写真初心者にありがちなパターン。

シェ松尾青山サロン様にお届けしたブーケでした。
この日はスケジュールの偶然で、
挙式が終わり、披露宴が始まるその瞬間に立ち会うことができました。
いつもは当日はすれ違ってお会いできないことも多くて、
入場前のほんの少しの待ち時間のお二人に、
そっと「おめでとうございます」と声をかけます。
「お花、かわいいですね」とおっしゃってくださって、
ほっと安堵します。


入場です、という司会者さんの声が小さく聞こえて
拍手がはじまって、


緊張した表情になったお二人が、
その拍手と光に向かって一歩ずつ進んで小さくなる後ろ姿を
ずっと見ています。

まさに役得というべき、こんな光景を見ることができるのは
結婚式の花屋だから。
見てて、じーんと胸が熱くなります。

瞬間、入場前、という記事を以前も書きましたが
もう何度も見た景色。

何度も見たけれども、毎回胸が熱くなる自分にも、
実は少し、ほっとします。

慣れてしまったら終わりだと思うから。

もう13年ずっとしている仕事、毎週のことなのに、
全然、慣れません。
逆にもし慣れてつまらなくなったら、もう続けてもしょうがない。

もし仕事がつまらないと感じてしまうなら
つまらないのは仕事ではなく自分。
つまらない仕事じゃなくてつまらない自分になっている。
もう一通り出来る、と思ったとたん、そこで終了してしまう。
そういうときにまさかというような、ミスをしてしまう。
深い落とし穴です。
何回も落ちました。

油断してたわけじゃない、と、とっさに言いたい、
でもいつもそこには必ず油断があります。

毎日毎日自分の生活の8時間を切り売りするなら、
つまらないより楽しいほうがいい。
自分はそう思って、花の仕事を選びました。

選んだときはそれでいいのか、
やっていけるのか不安で仕方なかったですが、
選んだことを、後悔しないために、肯定できるように、
好きなことを好きでい続けるために、

と、今日もまたブログを書いております。

書きながら、
お二人が、喜んでくださって良かったなあ。

いつも思うことを、また思う。

では皆様今日もおつかれさまでした。

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