パレスホテル様へお届けした、お色直しのブーケです。

ピンクを中心にライラックや淡い黄色やアプリコット色で。
花をメインにして、葉っぱはあんまりいれないで。

ときどき、「どんなお客さんだとやりやすいですか?」といった
質問をされますが、自分としては、特にはありません。

完璧な資料を整えてきてくださる方も中にはいらして
すごくわかりやすくて助かります!
でもそういう方はむしろ珍しく、
多くの場合、花を自分のために何万も買うなんてはじめての経験。
その貴重な機会に自分の花を選んでもらえるなんて、
こんなに有難いことはないです。

会場の提携先の花屋さんに頼んだら一言ですむ話、
あるいは格安!激安!!という花屋さんも巷にはあるのに、
一会という、不便で、かつそこまでは激安でもない花屋に
わざわざ手間をかけて頼んでくださるそんな花嫁さまを、
頼まれた側としては、ええそうですよ
これが好きにならずにいられるでしょうかいや無理です(反語)。

とてもわかりにくくて、頼みにくいだろうこんな花屋へ、
勇気をふるって頼んでくださった方へ。

実はあなたのことをここで、ずっとお待ちしていましたとも!
http://ichiecarpe.exblog.jp/5393808/

見つけてくださって、ありがとうございます。

大事なかけがえのない一日に、
自分の手で作った花を添えさせていただけることを、嬉しいと思います。

昨日掲載の帝国ホテル様とパレスホテル様、近い距離ながら
ほぼ同じ納品時間でした。

アシスタントさんを二人配置して、
万一どちらかが納品に時間がかかったときに
もう一人が出発してもう一つの会場に無事に時間内にお届けできるように。

幾重ものセーフティネットを張り巡らせることも
一会の仕事のひとつだと思っています。
そういう手間暇もかけたいので、だから激安にはできませんが、
自分がよしと思う、より丁寧な仕事に、ひとつ近づくように。

では皆様、今日もお疲れ様でした。

ちなみにこのリルケの話を書いた2007年の後日談、
ある生徒さんから
「ブログ読んですっごく素敵!と、リルケの本を取り寄せて読んだのに
素敵なのはセンセが引用した一部分だけであとはつまらなかった!」
と言われました。す、すみません・・・

こういうのって、感性がどうの、とかいう問題ではなく
ただただタイミングなんだと思います。
その日必要でなかったら、その時の自分には必要ではなく、
逆に本当に必要なことだったら
ギターの教本をめくってもそこに人生の答えが書いてある(BYイリュージョン
というようなものなのでしょう。
たぶん。

ちなみに昨日の空中に浮いてるみたいじゃん?と
浮かれてた写真は、今日カメラの先生にあっさりダメ出しをもらいました。
日々、修行です。

一会facebook https://www.facebook.com/ichie.WeddingBouquetTokyo