それは、何年前,
2009年、2008年・・・と
さかのぼって資料を探す、
当時のご新郎様から、当時のご新婦様への
お誕生日の花束です。
もう今は二人のお子様がいらして、
大きい方は何歳になりました、
小さいほうはいくつです、と
ご新郎様、今はそのご主人さまから
近況報告のお写真付きでいただく、
奥様へのお誕生日ギフトのご依頼。
受け取った奥様から、即日にメールをいただいて、
「さぞかし忙しいこのシーズンに
岩橋さんにご迷惑をかけたのでは、
嬉しいけれどもそちらが心配」
と、優しい言葉をいただきます。
いいえ、お母様ともども
そのご結婚式からずっと
一会に花を頼んでくださるご家族。
結婚式のお花は一度だけなのに、
こうして何年も後に、その時のご新郎様が
「そうだ奥さんに花でも贈ろうか」と思い立ったときに
思い出してもらえる、花屋であること。
「妻は結婚式の花をとても気に入っていましたから」と
そのメールに書き添えてくださること。
そのご主人さまから
ご依頼のメールにさらに後日、追伸をいただいて
「子供の名前と連名にしてもらえますか?」
さらに直前にメールをいただいて、
「その日は実家に行くようなので、すみませんが実家に変更してもらえますか」
きっと大変たいへんというような、
でも少しでも喜んでもらおうという、
ご主人さまの気持ちに、
ほっと温かくなりました。
そんなお仕事をさせていただいたことが
今、なんとか一会を続けていられる最大の糧だと、
心から思うので、
地味な記事だと思うのですけど、
ここからせめて一片の感謝をお伝えしたく。
そうだよ、自分はこういう仕事をしたかったんだ。
と繰り返し思う。
年間に何千件とか、華々しい活躍とかに憧れる、
でもこういう、仕事をさせてもらった人の記憶にずっと残るよな、
そんな仕事をしたかった。
今も、そうです。
では皆様今日もお疲れ様でした。
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