2014年今年最後の装花は、
シェ松尾松濤レストラン様へ。
昨日までの天気予報は朝から雨、
どうか、お二人の写真撮影と、
ゲストの皆様の来店時間までなんとか、どうぞもちますように。
時折ぱらぱらと降ってくる雨空を見上げて何度祈ったことか。
清楚な花嫁様と優しそうなご新郎様。


ご親族だけの親密なご結婚式。
キリスト教式なので、ユリの花でというリクエストに
お答えして、1週間かけて咲かせた鉄砲百合です。

窓の向こうの紅葉があまりにきれいだったので、
思わず撮ってしまいました。

階段の装花もちょっと雨の日サービス。

装花を飾っている時、
少しですが、青空も見えたので
それをお二人に伝えたくって、撮った一枚。
結婚式という一日は、とても特別な一日です。
それは一日で終わってしまって、
それからはじまる何十年という日々は、
きっと楽しいことより大変なことが多くって、
たぶん今日の天気みたいに、
曇り空で寒くて雨がぱらついて、嫌!って思うことのほうが
多いんじゃないかと思います。
でも一生懸命、やってたら、
心が折れるようなことがあっても
ふてくされずに、投げ出さずに
真面目にやってたら、
こうして青空が見える一瞬もある。
ウエディングの仕事もまた、
つまりそういうことだと思うのです。
自分どんなに大変な状況であっても、
この週末に人生の節目という大切な一日を迎える
花嫁様と花婿様がいる。
当然ながら自分にも毎週毎週いろんな出来事がありますが、
自分のことだけでいっぱいいっぱいになっちゃって、
うっかりその今週つい挙式を迎える
花嫁さんのことを忘れてしまったら、
それは、ウエディングの仕事失格だと思う。
もしそうでなかったら、
その人は自分の結婚式とか
自分が入院して手術とか、そうした、
人生を左右するような節目節目で
同じ目にあっても仕方がないと覚悟をすべきだと思います。
自分にとって大事な一日を作るのも、
同じ一人の人間で、
プランナーさんもお医者さんも看護婦さんも
同じようにたくさんの個人の問題を抱えている。
でもそこを踏ん張るのは職業意識。
この日、何度も天に向かって祈ったことは、
「どうぞ、少しでいいから晴れますように」。
お二人のご多幸を心からお祈りしています。
では皆様今日も本当に、おつかれさまでした。
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