ホテルニューオータニ様へのブーケ、
「ドレスに似合っていてよかったです」と
花嫁様からメールをいただいて、
ほっとしています。

先日、一会からすぐの八芳園さまにお届けにいった
新人の登録アシスタントさんが
「袋を渡し忘れました!」と電話してきました。

一会では、ブーケやご両親贈呈用の花束に、
全部お持ち帰り用の袋をつけています。

八芳園までは車で数分、
往復してもらってもよかったのですが
その後の車のスケジュールは、既に数分単位で
ぎっしりつまっている状態。

そしてその日、新人アシスタントさんは午前中だけの勤務。

相談して、少し上がり時間を早めて
自分で袋を八芳園様にお届けにいってくれました。
GJでござんす。

私達は、いつもミスのない仕事を目指してはいるけど、
いつもミスがない、とは限らない。

でも自分で自発的に、自らのフォローをできるならば
それはもうミスではない。
それは「学び」。

だからもう彼女は袋を渡し忘れるというミスは
二度としないんじゃないかと思う。(かっこ、願望こみ)
自分が差し出した労力のとの引き換えに。

このアシスタントさん、一会設立以来随一というほど
「返事」がよいのです。
気持ちよく返事してもらえるってこんなに快感なんだーと
あらためて思う。

こちらは頼む側で、相手は一会に慣れないアシスタントさんだと、
どうしても頼めることは雑用ばかりとか、
お願いしたとしても
修正することとか、やり直してもらうこととか、
そういう注意よりの依頼ばかりになるわけですが、
頼んだら「ハイ喜んで!」というよな
お返事がいつも即座に返ってきまして
すっごく頼みやすいし、注意しやすい。
すばらしい。

一会という花屋をはじめて15年になり、
アシヤマさんとかポチとか、
いろんなスタッフに支えられてきました。

私一人ではできなかった仕事。

今も関係が続くアシスタントさんに
共通するのは、絶対的に、真面目だということです。

私自身が「くそ真面目」なので
こずるい、とか、
ちょっと盛ってこのくらいばれない、とか
小手先の嘘とか、
そういうのがどうにも苦手。

なぜならば、
生きている花は、小手先のごまかしがきかない。

いつも、いつもそう思う。

生きている花はごまかしがきかないので
対峙するには、誠意だけしかない。

しかしながら、5年選手10年選手と
彼女たちのライフステージも変わりまして、
新人アシスタントさんの働きも目覚ましいので
一会では登録アシスタントさんを
ひきつづき募集中です。

私がここで、
もし何かを差し上げられるとしたら
ひとつのことに全力を注ぐ、
という姿勢だけです。
花嫁さんに喜んでもらいたいという一心のための、
渾身の努力。

それは、かなわない時もありますが、
かなう時もあります。

そしたら、花嫁さんは涙を流すくらい感動してくれる。

「誠意」という愚にもつかない感情が、
こうして現実に、形をとることもできる。

と実感できる。

その仕事は悪くない。
いえ有難い仕事だと思います。

では皆様今日もお疲れ様でした。

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