
装花を担当させていただいた花嫁花婿さまから、
宅配で届いた、かわいいクッキー。
緊張と寝不足が極限だった、その結婚式の朝、
花を見て、心が和らいだとメッセージが添えられて。
お礼を申し上げたら、そのメールのお返事に、
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新郎が皆様のお仕事振りを見て、
自分も何かプロフェッショナルになりたい、
10年以内に絶対何か見つけたいと意気込んでいました。
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花嫁様はもとより、おそらく花にあまり縁のない
ご新郎様にも気にいっていただくことは、
また自分には極上の喜びで、花屋冥利のひとつです。
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「打合せの時には
全く興味を示さなかった夫もリングピローを見て、
「想像を超えてる」と呟き、
自宅に持ち帰ったリングピローを眺めては、
「このままの形で残せないかな」と毎日言っております。」
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主人にはブーケのイメージは内緒にしていたのですが、
当日目の当たりにして、
最初に私より先に視線を奪われたそうです(笑)
「作っている方の花嫁さんに対する
あたたかい気持ちが込められてるのがすごくわかるね。
職種はちがうけど、真摯に向き合う。
自分もそういう気持ちで仕事に臨まないとな。」
と言っておりました。
普段冗談ばかりの主人が
突然真面目なことを言ったので
少々吹き出してしまいましたが…
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こんなにも人を笑顔で幸せな気持ちにできるなんて
素晴らしいお仕事だなと思います。
私も職種は違いますが、見習わなければならないなと思いました。
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なんでだろう、
そうか、そうなんだ、伝わるんだ。
花だけでも、見ただけでも、気持ちを込めたことが
伝わる人には伝わるんだな、
ということが、いつも、不思議に思う。
特に花には思い入れのなかったであろう、男性の皆様が、
一会の花を見て、これはいい仕事だ、と言ってくださること。
「一会の花は、何故かおじさま方にウケがいい」
と、以前、友人の
これも男子に冗談交じりに話したころ、
「それは、モノづくりをしてる人には、分かるんだよ」と、
大真面目に、返されたことを、思い出します。
それも、嬉しかったことでした。
そっか、
わかるんだ。
伝わるんだ。
必死に、精魂こめて、この花を作ったことが。
いずれ枯れてしまうだろう、たかが数日の花に、
全霊をこめて取り組んだことが。
伝わるんだ。
花だけで。
プロフェッショナルである、ということに、
憧れます。
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彼もまた、他の多くのプロフェッショナルと同様に、
仕事への賛辞をこの上なく喜んだ。
F・フォーサイス「ジャッカルの日」
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(うろ覚えです。明日覚えてたら
もう一度読み直して修正します。
覚えてたらでいいでしょうか)
結局、
賛辞が、自分にとっては最大の報酬です。
お金も大事なんだけど、
それも大事な報酬なんだけど、一番ではない。
自分にとって最大の報酬は、
一番の勲章は、
喜んでもらえること。
では皆様、今日も本当におつかれさまでした。
