ご両親への贈呈花としてのレイでした、
思い出の花としての贈り物。
ちょっと珍しく、素敵だと思いました。


披露宴最後にお母様にプレゼントするお花、
贈呈花、贈呈用花束ともいいます。

一会の場合、よく出る価格帯は
ホテルウェディングなら7000円から10000円くらい、
レストランの場合は5000円~8500円くらいでしょうか。


贈呈用花束の価格は、
ひとつ5000円からを目安にしています。

といいつつ、
ブーケも装花も同じくなのですが、
これが絶対の下限、というわけではありません。

つまり「これ以下では絶対引き受けないぞ」、
と、いうわけでは、めっそうもございません。


じゃあなぜ5000円かというと、
一応、自分なりの根拠がないわけではない。

一般的に、花屋さんで一番多い花束価格、
たとえば送別会やお誕生日での花束の予算は、
3000円、
次に多いのは5000円ではなかろうかと思われます。


結婚式を控えた花嫁さんは、
これまで、いったいどれほどの数の花束を、
目の前で見たことがありますでしょうか。

コンサートで、お誕生日会で、送別会で、御祝いで、
目の前で誰かに特別に渡される花束。
手に持ってる大きさ、花の感じ、直接見たことがあるのは
今まで5回くらいでしょうか?
あるいは、10回くらいでしょうか?

そして今、お母様の社会年齢が
ざっくり花嫁様の倍近いとして、
お母様が実際に目にした花束の数は、
やはりざっくり、その倍はあるだろう、と思われます。

10回か20回か、
その、今まで見たことのある花束の平均値が、
3000円から5000円として。

お母さまとしては、これまで見てきた花束に比べて
ちょっとだけいい花だったら嬉しいんじゃないかと。

世間一般的な花束と、平均値、あるいは同等以上の花が、
やはり、結婚式では妥当なのではないか、
という気がするのです。

花屋としては。
結婚式専門の、花屋としては。

披露宴最後、
ゲストに見守られライトを浴びて、
花嫁様から、贈呈花を受け取る一瞬。

それは、留袖のお母様にとっても、
やはり特別な、晴れ舞台です。

そんなに人生に何度もあるわけじゃない。

職業的な矜持をもって申し上げるならば、
お母様にもゲストの方にも
ここお金を削ったね、と思われかねないリスクをかんがみて、
そんな危ない橋を渡るのか、

渡ろうとしてたら、とめるべきでは、
もしかしてお節介ながらも説明したほうがいいのでは、
と、最近思うことがあり、記事にしてみました。

というわけで、一会では、
花束価格目安は、
「推奨;世間の花束平均値よりちょっと多めの5000円~」
でございます。

そうは言っても、
もちろんご予算の問題もありますし、
他に品物を渡すので小さい花束で、
というご依頼もよくあります。

花をおまかせにしていただければ
見栄えよくなるよう尽力しますので、
ご相談くださいませ。


ちなみにこちらは3000円の花束です。
お二人は一会のプリザーブドレッスンで
フォトフレームを手作りしてそれを贈呈花にしました。
でもやっぱり花も欲しいから、遠方だから小さ目に、
というオーダーでした。


こちらも同じ状況でおつくりしたミニブーケ、
4000円です。

なお、表記の商品価格は、
すべて税別でございます。

贈呈用花束は基本的に、
ブーケと一緒にお届けしますので、
お花がお任せであれば、ブーケの残りの花も自動投入。
勝手にイチエッタ状態になることが多いです。

*イチエッタとは、一会が花を仕入れすぎたときにやらかす
大バーゲンのことです。
・・・書きながらちょっとへこむ自分。この秋もたくさんやったなあ。
でもみんな喜んでくれたからいっか。涙目。

では皆様今日もお疲れ様でした。

1DAY単発レッスンのご案内 

1月7日土曜午後 プリ
1月28日土曜午後~夕方 生花
2月5日日曜午後 プリ 
2月26日 生花&カメラレッスン(まもなく募集開始)
3月12日日曜午後 プリ