花弁が幾重にもある花のことを
八重咲きといった具合に呼びますが、
逆に、花びらが一枚ずつの花のことを一重（ひとえ）と形容します。

ブーケの打ち合わせの時、
この一重咲きの花が好きという方もいるし、
八重咲の花にひかれる、という花嫁様もいます。

その違いは小さな違いのようでいて、
結構はっきり違う。
厳然として違う。

けして、相容れない。

好きな花は何かというのは、
一種の性格判断とか占いにも似ていると思う。
たぶん自分でも気づいていない、
自分の原点だったり、
目指している方向だったり、
するように思う。

で、その花を作る自分は、
どっちがいいかといわれたら、
答えに詰まります。

白状すると、
どっちも好きだと思う。

なので、花屋をしております。

決めかねたので。

・・・そっか、と、ここでちょっと納得してしまった方は、
きっと、心が広くて素直で誰からも愛される方です。

・・・おい待てやこら！と突っ込みたくなった方は、
きっと頭がきれる、仕事のできる方だと思います。

いやそもそもそんな上からの性格診断、
要らないから。

では皆様今日も本当にお疲れさまでした。

2017年早々に何をやってるんだというひとり突っ込みをしつつ、
ではおつかれさまでした。

　いにしへの　奈良の都の　八重桜
　　　　けふ九重に　にほひぬるかな

　　　　　　　　　　　　伊勢大輔

奈良七重七堂伽藍八重ざくら

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1月28日土曜午後~夕方　生花
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3月12日日曜午後　プリ