一会らしいクラッチブーケ、と思います。
あんまりほかではみないと思われる、
こうしたブーケを、「これがいい!」と特に頼んでくださった、
それだけでもありがたい。
その花嫁様から、早速にメールをいただきました。
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一会
岩橋 様
お世話になっております。
先日無事に式を終えまして、
そのご報告と御礼を申し上げたくご連絡致しました。
素敵なお花、しっかり受け取らせて頂きました。
本当にありがとうございました♩
スタッフの方がメイク室に運んできてくれた瞬間に、自然と顔がほころび、
とても幸せな気持ちになりました。
両親もたいそう喜んでくれて、
アフターブーケにするとのことです。
時が経ってもお花を見るたびに
あの日の感動や感謝を思い出せます。
お花は“モノ”ではなく“コト”であると、
私自身思っていましたが、
今回特にそのことを身に沁みて感じました。
これから暑くなり、お花と人共に
酷な季節となりますが、
岩橋様のお花によって笑顔が増えていきますよう
お祈りしております。
この度は誠にありがとうございました。
追伸 ブーケトスは全員参加にして頂き、
第二の祖母として慕っている方のもとへいきました!
大変喜んでいました。
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花は、「物」ではなくて、「事」である。
そう、言われて、
あらためて、気付く、それを自分も基盤にしてたことを。
花なんて役にたたないでしょう。
だから別に花じゃなくていい。
なくてもいいんだけど、
たまに心をゆるがすことがあって。
花に心をゆさぶられるという人がいて、
その人の心には花こそが、
欲しかったものなんだろう。
乾いた砂漠にしみこむ、ひとしずくの水のような。
手仕事だから、そこに刻まれる。
嫌々した仕事には、私はこの仕事をしたくありません、
という刻印があちこちに刻まれる。
四苦八苦した仕事には、それだけの葛藤がひそかに刻まれる。
たとえ拙くても、誠意を尽くした仕事には、
その誠意が、その花のどこかに確実に織り込まれる。
そう思う。
そういえば、若手アシスタントさんが勤めてくれていた2年間、
一会の鉢植えの植物はほとんど水切れで枯れたりしなかったなあと、
ふと思い出します。
たくさんの植物があるので、
ざっと水やりしただけだと翌日しおれている鉢も出てきます。
きっと毎日まじめにやってくれてたんだなあと思う。

結婚式のテーマカラーはラベンダー色。
挙式ブーケにも少しだけ、わずかに淡い紫を挿し色にしています。
たったひと時の花。
たかが結婚式の、ウェディングブーケ。
その花を思えば、
これから、時が経っても、おもいだすたびに
その日の感動を思い出せるという花嫁様に。
どうかこの日の花たちから、
その気持ちに恩返しできるように、
幸せのしずくが、ずっとふりそそぎますように。
では皆様今日もお疲れ様でした。
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7月2日日曜午後に
追加開催決定、ご参加を募集中です。

