平日、代官山の、ル・プティ・ブドン様への装花でした。
卓上装花をつないだつるが、テーブルクロスの柄とあっていて、
その陰影もちょっといい感じだったので、

セッティング残り時間、わずか数分の中で激写中。

実は、ご依頼主の花嫁様はウェディング業界の方で、
だからいつにもまして緊張しました。

ほぼご家族だけの、親密なご結婚式。
ひとつにした長いテーブルに、20名様だけ。

いただいたご予算の中で、
それならばぜひ、と、
おひとりずつに、ナフキンフラワーをとご提案しました。

大人数ではさすがに予算がかかりすぎますが、
こんな親密なご結婚式だからこそできる演出。

この日、たったひとつの心残りは、

撤収作業に伺ったら、
その花嫁さんが駆け寄ってきてくださって、
この祭壇装花がとても素敵でしたと
おっしゃってくださって、

そうしてブーケかわいいです！、
とゆらゆらと
ゆらしてくださったのを、

・・・なんでその場で動画に撮っていいですかって聞いて、
すかさずインスタでアップしなかったかな自分。

毎回ながら後悔先にたたず。

あの時の花嫁様の弾んだお声が、
すっごくうれしかったなあ。

結婚式って特別です。
だからバイアスがかかってることも十分頭でわかってる。

でも、だからこそ、
その日一日の花を、
その日一日の感動を。

なんかそういう瞬間をおさめたくなる。
っていう時があるのです。

自分は一業者として、結婚式の仕事を
毎週やってますけど、

毎週やっていても、

ぜんぜん慣れません。

そうだった。
そうだったよなあと、
今思い返して、

では皆様今日も本当におつかれさまでした。

慣れたら、熟練する仕事。
まるで芸事のように、美しくなる仕事。

狎れたら、刃（やいば）がなまる事。
ただ毎週作業するするだけ、
時間をお金に変えるだけの仕事。

深呼吸して、今年の秋を迎えようと思います。

では皆様今日もおつかれさまでした。
大事なことなのでもっかいいう！

おつかれさまでした！！
今日という一日を。

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