ウェスティンホテル様へ。
紅茶色のバラと、くすんだグリーン、銀色の葉で。
この中でアクセントのようなふりをして
主役を務める、
「そら」、というバラは
自分の中で、
2017年今年度、最優秀花賞です。
だからどうしたといわれたらそれまでのこと、
ですが、
うーん。かわいい。
かわいすぎでしょう。
そのひらりとした風のような咲き方といい、
明け方のような夕暮れのような空の
雲のような色あいといい、
しなやかにしなる華奢な茎の伸び具合といい、
反則でしょう。
「かわいいという感情の前には
完全屈服ですよ」というよな言葉を言ったのは
みくりさんでしたでしょうか。

こちらは今年の秋に、
香川県まで宅急便でお送りしたブーケ。
少しだけ、そらが潜んでいます。
先日、花嫁様からこれもかわいすぎるお写真をいただいて、
またあらためてご紹介させていただきます。
https://www.rosefarm-keiji.net/roses/sola.html
いおりというバラも、数年前の自分大賞。
結局こういう花に弱いのだった。
「そら!」という合図、目に見えないのにその確かな合図にこたえて、
そうして植物たちは冬の終わりを悟って一斉に芽吹くのだ、
それが春の合図、
と、
書いたのはカレルチャペックだったと思うのですけど、
今その原本が手元になくて、
明日思い出したらちゃんと補足します。たぶん。
冬来たりなば春遠からじ。
・・・つまり何の話だったか。
この記事を書きながら、カレル・チャペックの「そら!」の話、
以前ブログに書かなかったかなあと検索してたら出てきた
2009年の古い記事に、
自分で書いた言葉に自分で心打たれて、とても安上がり。
でも、せっかくなのであと一度だけ日の目を。
http://ichiecarpe.exblog.jp/9417212/
「自分にはいつも
過去に生きるということとまったく同様に、
未来に生きるという選択もあるわけです。」
2009年に作ったこんな感じのブーケを、
今、作ろうと思ったら、
技巧ではもっとうまくできるかも、
時間配分もずっとうまくできるかも、
でもこのときの真摯な気持ちに
ちょっとかなわないような気がする。
だけど、
「自分にはいつも
過去に生きるということとまったく同様に、
未来に生きるという選択もあるわけです。」
かなわないかも、
そう思いながら
なおまた一歩を踏み出すことは
今もできる。
では皆様今日もおつかれさまでした。
後日追記、
該当の箇所を見つけて、引用しようと思って写メ撮ったけど、
打ち込む気力につきて
そのまま掲載。
著作権・・・はきれてるから大丈夫。
と一応確認するあたりが小心者。
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