ホテルミラコスタ様へのクラッチブーケ、
かすみ草がベールのように覆う中に小花をたくさん。

インスタで花嫁様が持ってくださっている写真を
載せてくださっていて感激でした。

いつも思うけど、
こうして単体のブーケの写真より、
花嫁様が持ってくださっているほうが
2割増しくらい、よくみえる。

ブーケは、持ってもらってこそだと思う。

花嫁様の手元に持ってもらえることで、
花は、はじめてブーケになれるのだと思う。

たった数時間のために、
生花を束ねるという贅沢。

一生に一度という数時間のために、
生きている花を、自分のためにあつらえるという贅沢。

それは浪費かもしれないけど、
くだらないことかもしれないけど、
でもそういうきらめくような数時間が、
人生に一度くらいあってもいい、

と、

生きている花を商って、
それで生計をたててる自分としては、
思うわけです。

わずかな時間だけれど、
きらめく瞬間というのが確かにあって、

それは
時間という単位では計れない、
費用対効果という物差しでは測れない、

なにか。

それはつまり、
生きている花というもの、

花そのものだと思うので。

たった数日の間、つぼみが開いて、咲いて
咲ききっては枯れていく。

そういう花たちを毎週毎週、
切って、活けて、束ねて、そして捨てていく自分は、

きらめく瞬間はつまり
花そのものだと思う。

花というものは、
そのきらめく瞬間を、
ただ目に見える形にしたものなんだと思う。

と、今宵もここで演説しております。

では皆様今日もおつかれさまでした。

って、やべやべ、終わるとこだった、
イチエッタにお申し込みくださった方
本当にありがとうございました!!

お時間やお届け先など、御意!

追って明日以降ご連絡差し上げます。

最後に適当に俳句とか短歌とか詩とかを貼り付けて
寝ようと思ってたら
えんえん迷い込んでしまって、こんな時間になりました。

・・・・・・・・・・
かつては牧場も森も小川も
 大地も、目に映るありとあらゆる光景が
 私にとって
 天上の光に包まれて見えた、
 夢の中の栄光と瑞々しさに包まれて見えた。

 だが今はかつてとは異なる。
 どちらを向いても
 夜であれ昼であれ
 もはや今、かつて見えたものを見ることはできない。(山内久明訳)

・・・・・・・・・・・・・

ワーズワース
http://sengchang.hatenadiary.com/entry/20131108/1383904371

それでもやはりきらめく一瞬は美しくて、
こころに残るんだと思う。

ではおつかれさまでした。

1DAY単発レッスンのご案内プリザーブド次回2月18日日曜日12時~開催決定しました!みなさまのご参加をお待ちしています。