
新郎様のバンドによるリハーサルの真っただ中に、
お邪魔にならないようにそっとセッティング。
もともと飾ってあるお花もあるので、一緒にささやかに、
高砂の装飾としての小さなお花を飾らせていただきました。

実は色々紆余曲折のすえ、
お二人は、前日の夜に、一会にいらして
ご両親贈呈用のお花を手作り。
夜の7時前にいらして
8時前に作り終えて、
「これからDVDを作るんです!」
「ってDVDあったっけ、無かった!買いにいかなくちゃ!」
っておっしゃってて、
えっと、
うーんもう、
もう、とにかく1分でも長く
お二人が眠れますように。
と、お帰りになったあとに思わず
お祈りしたくなりました。
なむなむと。
そして今日控室にブーケをお届けして、
花嫁様に12時間ぶりにお会いしましたね!と
軽口をたたいてあいさつしつつ、
フォトフレームもここに置きますね、と
昨夜ご新郎様が黙々と作ってた紫色のフォトフレームを開いたら、
ほろほろと、
花嫁様の目から涙が。
「あーもう、
せっかくメイクしてもらったのに
ごめんなさい~」
とヘアメイクさんに謝ってる花嫁さんの
言葉を聞きながら
もうなんか見られなくって、
胸がいっぱいになってしまって、
ああ自分は
何年、結婚式の仕事やってるんだろ。
なのになんでこんな時に気の利いたセリフのひとつも
言えないんだろう。
ブーケをお届けした時に、
花嫁様がほろりと泣いてしまう瞬間は
もう、過去に何度も何度もあったのに、
いつもいつも、言葉につまる。
その、きらめくような一瞬に。
なんも言えねえ・・・
人の一生の中にそうと何度もあるわけではない、
輝きを放つ一瞬に、
たちあえること。
それは、この仕事の本当に一番の何よりの
醍醐味であって、
報酬である。
と思います。
後日、いただいたお手紙はこちらです。
ブーケ写真はこちらです。
では皆様今日もおつかれさまでした。
1DAY単発レッスンのご案内プリザーブド次回3月リクエスト受付中です


