生けた、というほどでもない小さな花。
レッスンの予備花材を、そこらへんにあった
コーヒーの空き瓶にいれただけですが
ちょっとかわいかったので。

白の花ばかり続いたので、
今日は少し違う色をと写真を選びました。

この秋、すでに10月の幾日かは、ブライダルブーケ、装花などの
新規のご注文を受付終了させていただいております。
以前、一会に頼めなかったのですという方のメールを頂いてから
あまり締め切りがどうのと、公言するような自分自身、
葛藤を持ち迷い続けているのですが、
11月26日、12月10日もそろそろ終了します。
「苦渋」・・・くじゅう、とひらがなで書きたい気持ちです。

昨日、過去一会でブーケと装花をご注文くださった
ある新婦様からまたオーダーをいただいて、
そこへ一束のコスモスを、私から、と添えました。

本当は自分のために買ってしまった、ごくごく安い花、
でもその方の部屋のうちを、照らすとよいなと思って。

 木のまよりもりくる月の影みれば 心づくしの秋は来にけり

        『古今集』よみ人しらず (大岡信著「折々のうた」)