今朝方一通の速達が届き、
去年のこの時期に、アシスタントを務めてくださった方からでした。

春夏秋冬は、いつもあっというまでした。

 暖かに空気揺れくる枕べにいつか睡(ねむ)りて悲しみもなし
                      
                                千代国一

 一つの夢みたされて眠る人の如くけふの入日のしずかなる色

                                片山広子

写真は九州、熊本から鹿児島への海岸沿いだった、と思います。
今はもうその名も記憶になくて
ただこの日、曇り空の海岸を眺めていたら
最後にぶ厚い灰の雲が割れて
陽が挿したその景色、
その一瞬を、鮮明に覚えているだけです。

というわけで、今日はこれにて、お休みなさい。

みなさま、今日も本当にお疲れ様でした。