不思議な大きな球形は、雄山火口(おやまぼくち)といいます。

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 黒田さんは、
 「自分のように我ままで、怠け者で不器用な人間は、
 こつこつ仕事をしてゆくしかない。

 自分にはこれしかできないのだ。
 自分の好きなものしかつくれないのです。
 仕事は地獄のときもある。生活は苦しい。
 だから私はあなたにこの仕事をしなさいとすすめることは
 できない。ただあなたがこの道しかないと思うならおやりなさい。
 まず自分が着たいと思うものを織りなさい。
 先のことは考えなくていい。
 ただ精魂こめて仕事をすることです。

 云ってしまえば、誠実に生きることです。
 「運、根、鈍」とはそういうことです。
 何年も何年も黙々とひとりで仕事をつづけてゆけるか、
 中みがよっぽど豊かで、ぬきさしならぬことでなければ
 続かないものです」

 黒田さんの話は尽きることなく、
 次第に熱を帯びてきたが(後略)          
             
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         志村ふくみ 『一色一生』「日記」     

               
       
きゃあ。眠いです。
もう少し書きたいですが、今日はこれにて。

では皆様、今日もおつかれさまでした。