右上から、白が「ジーノ」、
淡いピンクベージュの「スイートローズベール」、
ラベンダー色の「リトルシルバー」
セピアピンクの「エスター」。

どれも、わずかながら花弁に傷がついていて
ブーケには使えなかったバラです。

選別された、こういう花たちは、
会場装花やギフトアレンジになります。
なりきれない時も、たまにあります。

少ない脳をとことん、ぎゅーっと絞って、
花のやりくりを考え、少しでも、
くまなく無駄なく使い切ろうと考えても
やっぱりロスはあります。
私の中のボーダーラインは
やはり厳としてどこかにあって、
これを下回ったらもうお客様には出せない。
そんな花は最後には
この一会のある小さなマンションの
前の路地に出されます。

 ご自由にお持ちください。

最近は、近隣の方にもその習慣が浸透されたのか、
道路に花を出しておくと、一瞬でなくなります。
秒殺。

でも嬉しいことです。

願わくば、お持ちになった方の時間を、
その花がひととき照らすことができますように。

などと偽善のようなことを思いつつ、
いやしかしそろそろ募金箱でも
置いていいんじゃない?などと
腹黒いことも考えつつ、
では皆様今日もお疲れ様でした。