このブログは、一応、花のブログなので
花の写真を載せないと駄目かなと
トップに持ってきたのは蓮の花。
先日行ってきたミャンマーの、
その一番の名所である寺院の参道。
仏様へお供えする花として売られています。

でも本当はこの作り手の、
かたい表情を最初に載せたかった。

ものを作る人々のただ真面目に、
目の前の仕事に向かい合うのを、
この国で、何度も見かけました。

その無骨な手の上に光る水の雫まで、
私の拙い写真でも、伝わるでしょうか。

その寺院を修繕している二人。
鼻歌を歌いながら、刷毛を手にしています。
見回っている警備の人もカメラを向けると
ちょっと笑顔になってくれます。

写真を撮ってもいいですか?

おもいきって、身振り手振りでそうたずねるまで
その働く様をたぶん1時間近く
ずっと見ていました。

誰もが手に持っている銀色の容器は何なのかと聞くと
お弁当箱なのだそうです。


宿泊した、トレーダーズホテルのスタッフの方。

ふだんは、実はあまり写真を撮りません。
旅先ではむしろ撮りすぎないようにしています。
ちょっといい写真を撮ろうとして、
その時間をおきざりに
してしまうような気がするので。
せいぜい景色を少し写すくらい。

こんなにたくさん人の写真を撮ったのは
はじめてでした。

でもミャンマーのひとびとの笑顔。

仕事をすること。
働く、ということ。

ミャンマーでの珠玉のような数日も
北海道でのんびりした一週間も
ほんとにもう遠い過去になってしまいました。

戻ってきた東京は、暑く、
息つく暇もなく、
青山通りの信号も待てず
裏道へハンドルを切ります。

昨日は今日になり、今日は明日になり、
同じ24時間とはもう思えない。

でもふと、あの働いていたひとびとを思い出します。

この一会のある白金からも見える
東京タワーも六本木ヒルズも瞬間、霞みます。
そして我にかえる。

今日は、プリザーブドの単発レッスンでした。
一会の過去の新婦様も、未来の新婦様も
一会の花を持てなかったことが悔しくてもう一度
結婚式をしたいとおっしゃってくださる方も

皆様、今日もほんとうにお疲れ様でした。
また明日、どうぞよろしくお願い申し上げます。