ああ そうだったのかと
 すべてがふにおちて
 しんでいくことができるだろうか

       谷川俊太郎「クレーの天使」

それは、無理だろうという気もするし、でも
そういうものかもしれない、という気もします。

(クレーという画家に
「わすれっぽい天使」という絵があって、
それに詩人の谷川俊太郎さんが詩をつけています。)

今日のブログはまとまらないとあれこれめくっていたら
久々にある本に手があたりました。

  だれもこの天から授かった花を愛せぬものはあるまい。
     
                    牧野富太郎「植物知識」

  そしてそれが人間の心境に影響すれば
  悪人も善人になるであろう。
  荒んだ人も雅びな人となるであろう。
  罪人もその過去を悔悟するであろう。

  そんなことなどおもいめぐらしてみると
  この微妙な植物は一の宗教である、と
  言えないことはあるまい。

あるまい。と、きっぱり言い切る
牧野先生はめちゃめちゃかっこいいですが、
・・・あの、それは、やっぱり言いすぎではないでしょうか。

とここに転記していると思います。

今日も盛りだくさんな一日で、
私にしてはたくさんしゃべりました。
ほんとにお疲れ様でした。