毎年この時節に一度、
コスモスのことを書いている気がします。

毎年、書きながら
「コスモスはすべての中で最も単簡でかつ長く持った」
という夏目漱石の評を思い出します。
また自分はコスモスという花が好きだ、
ということも、あらためて思います。

今日は、一会の定期レッスンの日でした。

毎年この時期は「初秋の花のクラッチブーケ」。
好きな花を自分で選んで組み合わせるスタイルで、
そのたくさんの種類の中に、
これも毎年、どこかで一度コスモスをいれます。

今日の白のコスモスは、真っ先に売れる、と
思ったら、夜にひと束、残りました。
手ごわそうにみえたらしく。

生徒さんのほとんどが帰ったあと、
思わずそのコスモスをなでて、写真を。

途中、手伝ってくれていたアシスタント「ナウシカさん」に
危うく、かっさわれそうになりました。

その手をぴし!と、はたいて、
守ったコスモスは、今、私の右隣にいます。
危なかった。危なかった。

 別るるや夢一筋の天の川    漱石

先日ご案内したスクールは
満席となり受付終了しました。

明日、一会からご連絡をさしあげます。
定員オーバーとなり応募が後半となった方は、
よろしければキャンセル待ちで
対応させていただきます。
えらそうだな。すみません。

いただいたメールをありがたく拝見しつつ
毎回思うのですが、
あまり期待されませんように。と、募集しといて
いまさら言うな。という感じですが・・・。

念押ししますが
「白金のおしゃれな花のスタジオ」などではありません。
ほんとに殺風景なマンションの一室です。

今のところ、免状もパーティも発表会もありません。
デモンストレーションも、黒板での説明もありません。

自分らしい花。
生徒さんが自分で好きだと思える花を
作ってほしいと思います。
あるいは花と向き合う数時間を。

そしてもうひとつ、
このスクールの管理は
アシスタント「姉さん」にお願いする方向で
固まりつつあったのですが
どうもやっぱりオーバーワーク気味のようです。

で、アシスタントさんを追加募集します。
できれば月二回の火曜日および月一回の
水曜日に定期的に来られる方で、
もしもっと欲をいえば金曜土曜も来られる方なら
なおよいです。

人手が足りなければ注文を断る。
と、決めているのですが
注文を断るのも、それはそれでしょげるものです。
くー。

応募してくださる方は一会HPリクルートをご参照の上
info@flowers-ichie.comまでお願いします。

では皆様、今日もお疲れ様でした。