角川マガジンズ 花時間特別編集「ウエディングブーケ&花飾り」
2010-2011Wedding Flower Collection Volume17 
撮影:落合里美様 構成と文:濱野祐子様 
撮影協力:パーティークリエーション青山様)

計10ページの企画で花を担当させていただいています。
同じ予算で、花をもって
どんなふうに変えられるか、どんな演出ができるか、
どんな工夫ができるか、などなどなど。

美しい写真で(花はともかく)丁寧にいろんなアイディアが
紹介されていると思います。よろしければぜひ
お手にとってご覧ください。
関係者の皆様には本当にお世話になりありがとうございました。


会場装花というのは躯体などのハード面や
時間による制約も多く、実現の難しいものもあるかも
しれませんが、工夫を凝らすことで同じ花でも楽しんでもらえるように
と思います。

よくブーケと会場装花は同じほうがいいのですか?と
尋ねられますが、必ずしもその必要はない、と
私は思います。
ブーケは花嫁様だけの花であってよい、むしろ特別な
花であっていいと思います。
会場装花は、おもてなしの花です。
会場にあっていて、お客様を二人の代わりにお迎えして、
目で楽しんでいただくためのご馳走のひとつです。
もちろんそれは同じ花でもよいですが、
もし自分の好きな花と
会場に似合う花が異なる場合には、
別でもまったくかまわないと考えます。

もちろん両方を一会で仕事をさせていただける場合には
調和は必ず考えます。私にとって、会場装花とブーケを
請け負う場合、ブーケは、まさに要です。
それは主役によりそって主役をひきたてるための、
特別な花です。必ず、自分が作ります。

翻って、高砂の花、テーブルの上の花、受付の花、
エントランスやバルコニーの花、あるいはトイレにおく小さな花は、
お客様のための花です。
来てくださってありがとう、という新郎新婦様の
言葉を表現し代弁し、伝えるのが役目です。

先日いただいたあるメールの最後に、
「持ち帰ってもらった花が
ゲストの家族の方にも職場の方にも好評で
花が、お客様の周りの方々にまで幸せを届けてくれた」
というお言葉がありました。
嬉しかったです。。。

では皆様今日も本当に、ありがとうございました。

お疲れ様でした。