先日のイチエッタの写真を、
ご応募くださった元花嫁様が
送ってくださいました。

イチエッタというのは、
「一会で、ブーケを、持ちました」の略でして、(ネーミングセンスがない)
そういう元花嫁様を対象に、
一会がうっかり仕入れすぎた花を、
格安で引き取っていただくプランです。

ある元花嫁様が、
「イチエッタって、つまり、

{一会、やっちまいました!(てへぺろ)}

の略かと思ってたんですが、違ったんですね?!」

と、びっくりしてらっしゃいましたが、

…ええ違います。
不本意かつ遺憾です。

やっちまったことには
反論できませんけど。
人は、図星をさされると素直に認められないものなのだ。

イチエッタでお送りする場合、
基本、下処理もしないままの花で、
中身はおまかせの福袋的システムなので、
一会の元花嫁様か、
一会の花を過去に買ってくださった方に限らせていただいています。

今回は、母の日ギフトを過去に頼んでくださった方からも
お申込みをいただきました。

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早速、近所に住む母を呼んで、お花祭りをしました。

自宅の庭が、福島市のオープンガーデンに認定されているほど、
花が大好きな母ですが、両手首と背骨を骨折してからは、
思うように手入れが出来ないでおりました。

お送りいただいた花を、テーブルに広げた当初は、
乗り気でなかったのですが、
私がアレンジメントを始めると、花瓶に生け始めました。

これは、家の庭にも咲いているわ。
これは、持ち帰って挿し芽するわ、
これは仏壇の前に飾るわと、賑やかに話し始めました。

おかげさまで、楽しいひとときを過ごさせていただきました。
ありがとうございました。


①お花祭りを終了しご褒美の(?)アイスを食べる母


②アレンジメントを楽しむ母


③母、お持ち帰りのお花たち

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そんなふうに注釈をいれて、3枚の写真を送ってくださいました。

この世界の片隅で、
お送りしたちょこっとの花が、
お母様の心をちょっと、
うきたたせてくれたならば、
こんなに嬉しいことはありません。

ありがとうございました。

花というものの力を、有難く思います。
わすか数日でなくなっていくのに、

ほんのひと時、誰かを元気にするんだなあ。

自分はもう20年以上花の仕事をしていて、

率直に思うところは、

自分に花の才能があるとは思わない。

花のセンスがあるとも思わない。

ただ真面目に、花嫁様の役にたちたくて
続けてきただけ。

でも、自分がこれまで、
赤の他人のだれかに届けた花のいくつかは、
確実にその人を、
一時なりともしあわせにできたことは
間違いない、

それだけは少しだけ、自信を持てます。

そう思えることは、まるで蛍みたいに、心をてらします。

ではみなさま今日もおつかれさまでした。

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